奴豚 牛美の長期滞在型ジプシー生活

2007年からマラソン始めた夫「奴豚」と 妻「牛美」。テーマ:マラソンに出場しながら旅してます

けんじカップ

  • 2010/08/07(土) 15:11:01


エディスフォールEdith Fall というとまことに心地良い柔らかな滝があり、この滝下のプールが広々と気持ち良い。

ダーウィンからキャサリンへ向かう途中にあるのだが、キャンプ場があったので泊まった。
  
              写真右がEdith Fall



夕方、隣のキャンプサイトにオフロードバイクのアジア人男性がやって来た。見るからに日本人ぽかったので話しかけてみた。

大阪出身の62歳の方だった。

この日は実に暑くて我々も参っていたのだが、彼もかなりお疲れのようだった。「今、何時ですか?」と聞かれたから、クイーンズランドからノーザンテリトリー入りしたばかりだったのかもしれない。(オーストラリアには地域毎に時差がある) きっと長距離走って来たのだろう。
汗だくでテント設置に取りかかったので、お手伝いしましょうか?と聞いたら、キッパリと「自分の事は自分でやらねば」「Only ONE」、と断られたので、彼をそこに残して我々は滝のプールへ泳ぎに行ったのだった。

淡水ワニやスナッピングタートル(スッポンの一種)が生息するという滝で怖々泳いですっかり汗もひき、(ある意味冷や汗ものだったかも?) さっぱりして戻ると、彼はまだ何やら忙しそうにしていて、話し掛けるのがためらわれたので、奴豚といつもの様に夕暮れのカクテルタイムを楽しんでいた。彼が落ち着いたら誘おうと思って、彼用のカップも出して待っていたのだが、テント設置が終わった彼はひと風呂浴びに滝へと向かって行きしばらく戻ってこなかった。

暗くなる前に夕飯済まして、そのうち彼と話す機会も来るだろうと思っていたのだが、滝から戻った彼は、その夜、テントから出てこなかった。よっぽど疲れてご機嫌も悪かったのかもしれない。


翌朝 早朝、ジョギングから戻ったら、まだ彼のテントがあったので、じゃ今度はコーヒーでもお誘いしようとまたカップを出して機会を狙っていたのだが、どうもうまく合わずに、話をする事が出来なかった。人嫌いなのかな? 、お邪魔せんとこ、と思って出発支度を始めた時にやっと話すことが出来た。

お名前は けんじ さん。大阪 茨木市出身。二年前に退職して、一年の計画ののち、六ヵ月の期間でオーストラリア一周にいらしたそうだ。
道中のメカトラブルの話や道路事情や話し出したら、とても面白く、結局長話になってしまったのだが、こんなことなら昨夜ワインを飲みながら語り合いたかったな。。。



その日から、

出番の無かったこのカップは 「けんじカップ」 と命名されたのだった。


どこかでまた逢えたら、「けんじカップ」で今度こそワインをご馳走したいと思っている。


前へランダムサイト一覧次へ参加申し込み